ウツむきノート - うつ回復を目指す人生の旅

『うつ病』で休職⇒療養中の筆者が『うつ』と『むき』あう中で見つけた、健康や回復につながる方法と、その他マメ知識を発信していきます。

【休職中のあなたに】いま必要なのは『時間』と『段階ごとの準備運動』

   

 

休職から立ち直ろうとするのにもものすごくエネルギーを必要とします。

 

全く動けないような状態、日常生活が以前のように出来なくなっている状態からまた元に戻ろうとしているのですから無理もありません。

 

休職して少し経つと、責任感が強い人ほど「(職場に迷惑をかけるから)早く復帰しなければ」といった具合に自分自身を無意識のうちに追い込んでしまいがちです。

 

休職という時間がいまのあなたに必要

 

自分自身に鞭を打ち続けた結果、体がもう頑張れないと限界を迎えた。

ボロボロになってしまった。

そんな傷を修復するために休む時間が必要。

だから『休職』という措置があるのです。

 

しかしこれはただの『休み』とは訳が違います。

 

 

これを読んでくださっているあなたも、

休職している今の状態から早く立ち直らなければ、と思っているかもしれません。

 

 

ですが、今のあなたが『休職』している、もしくはそれを余儀なくされたのは、それがいまのあなたに必要なことだからです。むしろ、今のあなたの仕事が『休む』ことであるとも言えます。

 

 

最終的に以前のように物事をこなせるようになるため、というのもあるのですが、なによりも、あなたがあなたでいられるようになるために必要な時間なのです。

 

種蒔きをして、水と肥料を与えて、太陽の光に当ててすくすく育ってもらうように、あなた自身をもう一度労わってあなた自身に元気になってもらうための時間。

 

あなたの在り方をもう一度確かめるために必要な時間。

 

それが『休職』という時間であり、労働する側として与えられた権利なのです。

 

無意識のうちに傷つける側にまわっている

 

間違っても、いきなり休職前の状態に戻すのは絶対にしてはいけませんよ?

 

例えるなら、しおれてしまった木を「しおれてんじゃねー!」ってまたまっすぐ無理矢理立たせようとしているような。

曲がってしまった木、棒状のものを無理矢理真っ直ぐにしようとすると、ボキッと二つに折れてしまいますよね。スパルタですよね?

 

 

そう、これと同じことをあなたがあなた自身にしようとしているんです。

 

あたかも、あなたがいつの間にかブラック企業そのものになって、あなた自身に対して理不尽に振る舞ってしまっているかのような。

 

 

はやる気持ちは分かります。すごく分かります。

それは、あなたがそれだけ周りのことを考えている、なによりの証。

きっと努力家で優しい人なんだと思います。だから背負いすぎてしまったのだと思います。

 

 

でもその一方であなたはあなた自身に鞭を打ち過ぎてしまった。

 

だから今度はあなた自身に対して優しく接しながら、じっくりと向き合う時間が必要になった。そのために休職(場合によっては退職)が必要になった、という状態が今のあなた。

 

仮に回復してきたように感じる状態であっても、とてもとばせるような状態ではないなら、まだあなたには時間が必要です。それだけあなた自身に鞭を打ってきた、頑張ってきたという裏返しでもあるのでしょう。たっぷりとご褒美をはずんであげてくださいね。

 

今のあなたは一時的にレベルダウンしている

 

レベル90だった主人公が、呪いをかけられてレベル1にもどってしまった状態。

 

感覚はそのままであったとしても、レベル90の時になんなく出来ていたことがレベル1の状態では出来るはずがありません。

 

同じ50のダメージをとっても、レベル90の時には痛くもかゆくもない程度ですが、レベル1の状態では致命的なダメージにだってなり得ます。

 

一発でコロッと倒れてしまうかフラフラになるような、そんな状態。

 

今のあなたの状態を例えるなら、多分こんな感じでしょう。

 

前まではなんなく出来ていたことであっても、今のあなたでは結構頭を使ったり、時間を必要とする物事も少なくないハズ。

 

相手の言葉ひとつ取っても、それがなにを指しているのかを理解するのに時間がかかったり・・・

 

過度なストレスによって準備運動前の状態に戻っている

 

 

健常な状態で適度なストレスを受けることは集中したり、なにかに取り組むためにむしろ必要なことです。緊張感は時に自分が想像すらしていなかったパフォーマンスをもたらすこともあるぐらいです。

 

しかし、いまのあなたが受けてきたストレスはそれをとうに超え、大きくなりすぎてしまった。だから体も重く感じて動かなかったり、何も手につかなかったりといった状態になってしまっている。

 

例えるなら、凍ってしまった車のエンジン。

十分に温まっていない状態で走らせようとすると、今度は内部にダメージを与えてしまう。だから寒い時ってしばらくエンジンをかけたままにしておきますよね?

 

 

んー、書いておいてなんですが、もうちょっといい例えがありそうですね。

 

そうだなあ・・・

 

 

・・・あ、書いてみて思ったんですが、これ、人間にとっても同じことが言えるかも。

 

 

準備体操をせずに、体が温まってない状態で派手に動くとケガするっていうやつです。

 

 

うつで戦線離脱する前のあなたが準備体操を済ませて存分に走れていた状態だったとするなら、いまのあなたは一時的にこの”準備体操前の状態”になっているんです。

 

十分に体を慣らしていないのにいきなり180度開脚なんて出来ないですよね?

やろうとしてもあまりの痛さにもだえてしまいます。

 

でも数ヶ月間、毎日体を慣らしていった後なら、

あるいは床につくかもしれません。

 

『ローマは一日にしてならず』。

長期戦ほどコツコツ地道にいくのが重要なのです。

 

必要なのは『休みながら体を慣らす時間』と『段階ごとの準備運動』

 

そんな今のあなたに必要なものは、

段階ごとの準備運動と、体を慣らしていくための時間です。

 

 

寝たきりの状態でまともに動けなかったのであれば、上半身をよっこらしょっと起こしてみる。

起こせるようになったら今度はハイハイでもいいのでゆっくり、試しに動いてみる。

 

 

といった具合に毎日少しずつ体を慣らしていきます。

 

 

家の中を動けるようになったのなら、今度は外に出てみる。

 

最初は近くの公園で座って太陽の光を浴びるだけとかでもいいんです。それだけでもパワーをもらえますから。

 

植物も育つには太陽の光が必要です。 太陽の光を受けながら、毎日少しずつ、真っ直ぐ育っていきますよね? もう一度、忘れかけていた生命の基本に立ち返ってみるんです。

 

 

うつというのは波があります。

 

状態が割とマシな時もあれば、体が重くて動けない、あるいはなにも手がつかない状態になる時もあります。今日の状態が比較的マシだからといきなり全部こなそうと負荷をかけてしまうと、その反動を後で一気に受けることになります。

 

 

いま大事なのは、時間をかけて休養を取りながら、少しずつ、少しずつ負荷をかけながら体を慣らしていくということ。

 

そして問題なくこなせるようになってきたらまた次のステップへ、といった具合に以前の状態に近づけていくことです。

 

日常をなんなく過ごせるようになってきて、感情が戻ってきた、やってみたいことが出来てウズウズしてきた、と意欲が湧いてきたら、その時に具体的に今後のことを考えていきましょう。

 

 

ベビーステップでもいいじゃない。

 

あなたのペースでいいじゃない。

 

あなたの人生にとってなくてはならないのは『あなた自身』なんですから。

 

 

ひとまず今まで背負いすぎていたものをそっとおろして。それは一旦隅において。

『立ち直る』とは考えずに。『立ち直ろう』とは強く考えずに。

 

 

時間の流れに身を任せてゆっくり過ごしましょう。

 

 

雲の流れを見ながらボーッとするのでもいいです。

頭の隅に置いて忘れかけていたことをもう一度この機会に考えてみるのでもいいんです。

 

自分が必要だと感じることに対して素直に、自分自身の思うままに、いまは過ごしてください。

 

 

どうかお大事に。そして、あなた自身を大切に。

 

 



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