ウツむきノート - うつ回復を目指す人生の旅

『うつ病』で休職⇒療養中の筆者が『うつ』と『むき』あう中で見つけた、健康や回復につながる方法と、その他マメ知識を発信していきます。

そろそろ?まだ早い?社会復帰を考え始めた時に確認するべきステップ

   

出典: http://free-photos.gatag.net/2014/03/12/170000.html

 

以前の記事に関連したお話を今回はお送りします。

 

寝ていると自然となにかがやりたくなってくるという話

 

うつ病やメンタル疾患で心にも体にも限界がきてしまったあなた。

最初は朝起きたり、体を動かすことすらやっとな状態だったけど、

しばらく療養生活を続けていくにつれて、

静かにおとなしめの生活をしていく分には問題ないくらいにまで体調も回復してきました。

 

朝起きることもできるようになってきた。

近場なら出かけたりすることも出来るようになってきた。

 

すると、ある時「そろそろ働いてみたいなあ」という意欲が湧いてきます。

お金の事情もある。個人の事情もある。

一刻も早く社会復帰して、お金とかの心配をすることなく、

前と同じような生活を送っていきたい。

 

そんな考えが頭の中を巡りはじめる頃です。

 

ですが、ちょっと待ってください。

 

 

今の状態で社会復帰してしまって本当に大丈夫ですか?

 

 

早く社会復帰をしたいという気持ちも分かります。

お金の問題がちらつくのも分かります。

 

ですが、精神疾患の療養も時間をかけながら段階を踏んでいったのと同じように、

社会復帰、再スタートもまた一朝一夕でなんとかできる問題ではないのです。

 

社会復帰のためにも段階を踏んで、

「本当に社会復帰できるだけの力が自分の中に蓄えられているかどうか」

ということを見極めることも必要になってきますので、

目先の問題にとらわれて焦って取り繕う(就職先を決める)ということだけはしないようにしましょう。

かくいう私がそれを何度かやってしまっているのはナイショ

 

では、たとえばどういったステップを辿っていけばいいのか?

うつと社会復帰の失敗例を経験している私自身が痛感したことを、今回は書いていこうと思います。

社会復帰を考えているかたにとってのチェックリストとして役に立てば幸いです。

 

また、今回は一般企業への就職で社会復帰を考えているかた向けの内容なので、

ご自身でお仕事をなさっていく場合は必ずしもこの限りではありません。参考程度にどうぞ。

 

では、はじまりはじまり。

 

1. 朝早い時間に問題なく起きられる?

 

就職・社会復帰につきまとう最初の関門です。

大体の会社・組織は朝の9:00か10:00ぐらいから始業しますよね。

 

中にはもっと早い時間から始まるところもありますが、

逆に、シフト制の関係でもうちょっとゆっくりめなところもあったり、

最近ではフレックス制を採用しているところもあったりと、

就業時間に関しては最近は少し柔軟になりつつあります。

 

それでも9:00前後が今でも圧倒的に多いので、今回は9:00頃と考えた時に、

その勤務先の始業時間に合わせた時間に起きられるかどうか、ということを考える必要があります。

 

さらに言えば、一般企業であれば週5日続けて勤務することになるので、

正確には、朝早い時間に起きる生活リズムを週5日続けられるか、ということになります。

 

この記事を読んでいるあなたがうつ病経験者であれば、

これがいかに大変なことか痛いほどよくわかるはずです。

なぜなら、うつの症状に「朝起きることが難しい」症状があるからです。

 

また、現在治療中、療養中のかたであれば、

お薬を飲んでいるかたもいらっしゃると思います。

その飲んでいるお薬の影響で朝起きにくくなっている部分もあるかもしれません。

(かといってピタッと飲むのをやめてしまうと、逆戻りの原因になるのでしないようにして下さいね)

 

この症状が十分に回復していて、朝起きられるようになってきた頃に、

社会復帰のことを考え始めたのであれば、

『今住んでいる場所から会社が集中している都市部までの通勤時間』と、

『朝の準備にかかる時間』をざっくりでいいので計算してみましょう。

 

この二つを踏まえた時間に、週5日起きられるかどうか。

そしてそれを続けられそうかどうかを、判断基準にするといいと思います。

 

2. 生活リズムは規則正しくなってきてる?

 

先程の「朝早く問題なく起きられる?」にも関係していることですね。

うつや睡眠障害につきまとう問題のひとつに、

「生活習慣(生活リズム)が不規則になる」ということがあります。

 

少し前までは0時前くらいに寝て、朝の8時に起きる、ということが出来ていたはずなのに、

最近は生活リズムのズレがなんかきている気がする。

 

早い時間に布団に入るまでよくても、ふと夜中に目が覚めてしまって、結局朝まで起きていることになってしまう。

にもかかわらず、早い時間に目が覚めてそのまま起きているから、

その反動で眠気が昼間にきてしまって、耐えきれずに昼寝せざるを得ない・・・

 

こんなことありませんか?

 

あるいは、お薬が効きすぎているのか、はたまた疲れているのか、

夜に眠ることはできても次の日になかなか起きられない・・・

そしてやっと起きることが出来たと思ったらお昼を過ぎていた・・・

 

こういう過眠の症状にも心当たり、あったりしませんか?

 

 

かくいう私自身もこういった生活リズムのズレに度々悩まされているのですが、

不規則な生活リズムにつながる傾向が今もちょくちょく見られるのであれば、

一般企業への復帰にはまだ早いかもしれません。

 

 

「夕方から夜につれて動く気力が回復してきて、夜ならまだ動ける」

という傾向も、うつや睡眠障害に関係しているとはいえ、

夜勤をするのは、さらに生活リズムが不安定になる可能性が無視できないので、

うつ病の経験者としては正直おすすめできません。(徹夜をするのは体力に相当な余力がないと厳しいです)

 

ただ、自宅でなにかをする分には特に問題なく出来るということであれば、

もしかするとあなたは一般企業で働くよりも個人(フリー)で仕事をするほうが向いているのかもしれません。

 

「朝はこの時間に出勤して、夕方のこの時間までいなくてはならない」という縛りが、

ひょっとしたらあなたにはキツかったのかもしれません。

 

最後の成果物さえ出してくれれば問題ない、ということであれば、

生活リズムがお昼過ぎ中心になりがちだとしても、特に支障はないですよね?

 

 

生活リズムを規則正しくできるように自分なりに努力してはいるけど、

それでもある周期でズレがきてしまう、という場合は、

もう無理に正そうとせず、それと長く付き合っていく方法を探したほうが案外うまくいくのかも?

 

その方法の一つとして、自宅でも出来る仕事をやってみる、フリーで仕事をしてみる、

という別の路線を検討してみるのもアリかもしれませんよ。

 

3. 通勤・仕事をするための体力は十分?

 

次は体力面のチェックです。

朝早く通勤して仕事をするとなると、

相応の体力がついていることが当然求められます。

 

時間が経ったことによる老化の影響もあるとはいえ、

うつ病を経験するとエネルギー(体力)のポテンシャルが前より小さくなる、

というある種の後遺症のようなものを実感すると思います。

 

その上で、朝早く起きて通勤するだけのエネルギー、

職場で仕事をこなすだけのエネルギー、考えるためのエネルギー、

考えただけでも結構な体力が求められるので、

日常生活を十分に送れるだけの体力以上に回復している必要があります。

 

また、朝の通勤にバスや電車を使うのであれば、

時間帯によっては通勤ラッシュに巻き込まれる可能性もあります。

 

人によっては人混みがトラウマのように感じられることもあるかもしれませんし、

人混みのなか立ち続けるだけでも体力をかなり消耗することになるので、

少しずつ体を慣らしていく上で自分がそこに飛び込んでも大丈夫かどうかを見極める必要もあります。

 

あと、軽く見てしまいがちですが、新しい環境に移った時は、

自分がその環境に慣れるまでいつも以上に体力を使うことになります。

 

学生生活から社会人生活に移った時も、すごく疲れましたよね?

引っ越しをして新しい生活に慣れるまでのあいだも、すごく疲れますよね?

 

就職や転職、社会復帰で新しい職場で一からスタートする時も同じなんですね。

 

つまり、日常生活が送れるようになった状態まで回復したとしても、

その新しい環境に慣れるためにかかるエネルギーのことを考えると、

社会復帰をするにはまだ少し早いということになります。

 

仮に就職先が決まって表向きは社会復帰できたように見えても、

体力が追い付かずにまた再発してしまった、なんてことになってしまったら

せっかく今まで積み重ねてきた時間も台無しになってしまいます。(経験はそのまま残りますが)

 

通勤のリズムに慣れるようにシミュレーションしてみたり、

朝から昼、昼から定時の時間まで活動してみて余力があるかどうか確かめてみながら、

段階的に体を慣らしていくようにしてみてくださいね。

 

かね、それはほしいもの

かね、とてもほしいもの

かね、おれのほしいもの

かね、みんなほしいもの

だけどじぶんはもっとほしい(自分自身はもっと大事)

 

4. コミュニケーションを取ることに抵抗は感じない?

 

出典: https://www.pakutaso.com/20161043295post-9321.html

 

社会復帰して仕事をするとなると、当然のことながら、誰かとコミュニケーションを取る必要が出てきます。

仕事があるということは、そこに関係してくる”人”も存在するということです。

 

特に厄介なのが電話と人間関係。

 

対面やメールならさほど問題はない人でも、電話は苦手と感じる人は結構多いですよね。

特に、うつ病経験者で急性期の時は、電話に出ることすら怖い、電話がつながると恐怖で声が震えるということが起きたりします。

 

回復期に入って、急な電話とかでない限りは問題なくなってきたとしても、

仕事の電話となると、どうしていいかわからなくなると途端に返答に困ったりするものです。

 

そういう時に、落ち着いて返答できそうでしょうか?

 

また、新しい職場にどうしても気の合わない人とか、なにかとこちらにつっかかってくるような人がいた時に、うまいこと受け流せそうですか?

 

まだ難しそう・・・となにかしら感じるものがあったのであれば、

まだ社会復帰は早いかもしれません。

 

あるいは、その負担が減る可能性のある、別の切り口を探す必要があります。

 

事務系の仕事であれば電話応対も業務のひとつに含まれていたり、

デスクの人が電話に出るべきという暗黙の了解のようなものがあったりする事も多いと思いますが、

障がい者採用の実績のある会社だったり、人間関係の良い会社で上司のかたが配慮してくださったりする場合は、

なるべく電話応対をしなくていいような配慮をしてくれることもあるかもしれません。

 

障がい者、と言うと少し聞こえは悪いかもしれませんが、

一般枠のかたとさほど変わらない待遇を受けつつ、

業務面でも配慮してもらえるのであれば、頼ってしまってもいいと思います。

 

要約: 無理をしないでひとつずつ。頼れるものには頼ろう。

 

精神疾患によって身体的な制約を受けるのはハンデともいえるものです。

回復はするといっても、時間は経っているので老化の影響も知らない間に受けてしまいます。

 

以前と同じ状態に戻ろうとするのではなく、

「今のこの状態とうまく付き合うにはどうしたらいいか」ということを考えるようにすると、

精神的な負荷も少し楽になるかもしれません。

 

それでも、ハンデを抱えながら社会復帰に向けて動こうとしているということは、

それほどに働きたいという意欲があるということです。

そこまでの意欲があるならハンデも武器になることだってあるかもしれない。

 

今までと同じ切り口では難しくなっているのであれば、

今までとは別の切り口からアプローチしてみましょう。

 

たとえば、4.で触れた障がい者採用に関していえば、

障害者採用を積極的に行っている企業の求人情報を取り扱っている、

アイエスエフネットジョイの転職支援サービスを受けてみるのもいいでしょう。

 

 

一般のかたも使っている就職・転職支援サービスは他にもいくつかありますが、

精神疾患などで身体的な制約を受けていることまで考慮してくれるところはほぼないのが現状です。

(正直に言ったとしてもあまり良い結果にならないかもしれません・・・)

 

その点、アイエスエフネットジョイなら、一般のかたに紛れて転職支援を受けている時には言いにくいような背景を考慮した上でのサポートを行ってくれるので安心です。

 

実際、登録する時にも、どういったハンデを抱えているか、という記入項目があったぐらいですし、ハンデを抱えながらも仕事をしようと努力しているかたに寄り添っていることが分かります。

 

 

体力がない時だと自力で就職活動をするのもひと苦労ですが、

登録さえしてしまえば、あまり自分で動くことが出来なくても、

希望にマッチする求人があったら紹介してもらえたり、

復帰に向けた就職支援のサポートも受けられるというのは本当にありがたいので、

もし社会復帰を考えていらっしゃるのであれば登録することをおすすめします。(意外と知らない人も多いです)

 

 

かなり長くなったので今回はこの辺で。



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